3月18日 菜の花と青空に送られて
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正味7日間の予定の撮影も今日が最終日。ずいぶん寝たためか、昨日のだるさも落ち着いた。今日は一番山奥の黄村と芭講の市場に向かうことにした。
列車の中でも、市場でも、線路近くでも、とにかく芭石鉄道に来て感じたのがフレンドリーな人たちだ。ちょっと合図をしてカメラを向けても、いやな顔ひとつしない。むしろ地元の人も楽しんでくれているようだ。鉄道を撮影する人意外、ほとんど観光客も来ない村ならではなのだろう。とにかく楽しい撮影になった。ちょっと難を言えば、とにかく人が多い。四川省の人口は公称7500万人、実際にはもっと居るらしい。どんな山奥でもたくさんの人であふれている。カメラを出したときに、めちゃくちゃ集まって来る人たちは、楽しい反面、あまりにも多すぎて少々疲れ気味。
撮影3日目くらいに考えた構成に必要なカットはすべて撮影終了。気持ちよくホテルへ。
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朝起きたときから調子が悪かった。風邪をひいたわけでもないがだるい。それでもなんとか出かけた。今日は臨時駅の近くで一日撮影することにした。
いつものような真っ暗な客車で駅に向かい、しばらくのんびりしてカメラをセット。予定では走るはずだった貨物列車は来ない。撮影ポイントを変えるはずだったが、どうにもこうにも体が動かない。そのままのポイントで、戻る旅客と2本目の旅客をなんとか撮影。カメラを片付けて線路脇にある診療所で休ませてもらっていた。さて歩かねば、と思った瞬間気持ち悪くなってダウン。ご丁寧に医者の前で倒れたもので、めちゃくちゃ心配をかけた。
結局歩くのを諦めて、2本目の戻る列車でスイッチバックの蜜蜂岩駅へ移動。一昨日と同じ食堂で休み休み撮影。早々に宿に戻った。この日の晩飯はカロリーメートとバナナ。撮影に出てこんなコトはかつてなかっただけに、びっくりした。夕方7時にはベットの中でお休みだ。
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撮影を始めてから、ほとんど毎日雨が降っている。元々天気の良いない地方で、雲を通して太陽が見えれば十分晴れと言われるほどだ。今朝も朝から雨が降っていた。6時半にガイドといったん集合したものの、少々疲れが出始めたこともあり、列車に乗って山には向かわず、躍進の街中を行く汽車を一日撮ることに決めた。結局ホテルを出たのは8時、1番列車が山から降りてくる少し前に躍進駅に着いた。
駅に着くと、居るはずのない機関車が向かってくる。それも長大な貨物列車の先頭に付いて走り始める。普段の蒸気貨物列車は7~8両程度。しかしこの列車は約40両以上。走っていったのを見送って呆然としていると、すぐに帰ってくる言う。結局6往復。定期列車を合わせると10往復。それも躍進駅では入れ替えを繰り返すので、休む間もないほど撮影することが出来た。
石炭を積むホッパーから出てきた石炭車を蒸気機関車が引き出してくる
お昼を食べた食堂で。お米はいったんゆでて、御ひつに入れて蒸しあげる
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車の入れる最後の駅躍進、そこから一駅進むと、この鉄道唯一のスイッチバック駅がある。今日は一日この駅付近で過ごすことにした。いつものように早朝の一番列車に乗り込み、この駅に向かった。降りた列車の機関車の付け替え、発車を撮影して近くの食堂に荷物を置いて一息。
定期列車は麓の駅を7時、10時半、2時、5時半と、3時間半ごとに4往復走る。片道1時間15分くらいで走るので、撮影間隔はかなり長い。
この日は、臨時の貨物列車が走るとの情報で、食堂から歩き出し、菜の花の真ん中で列車を待っていた。予定より少々遅れて汽車が登ってくる。遠くに見える汽車は3両の小さな貨車に荷物を積んで、菜の花を間を走る。いったんスイッチバックに入り、機関車を付け替えて目の前に菜の花の中を行く・・・はずだった。しばらくして汽笛が聞こえて走り出した汽車は、目の前には来ないで、元来た道を戻っていった・・・・・駅に戻ってみると、さっきまで居た食堂前にたくさんの肥料が積みあがっている。この商店に荷物を降ろして帰ったようだ。残念。
あとは、一日のんびりと撮影、スイッチバックを行き来する汽車。少しだけ歩いてトンネルや菜の花の中で撮影。撮っては食堂に戻り、食事をしたり走る廻るニワトリを追い回したり。ゆっくりと一日が過ぎていた。
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同行の3名は今日で帰国。朝の躍進駅でお別れだ。
撮影する3名を車窓に見ながら山へと向かう。本日の第一の目的地は終点の黄村駅。駅を見下ろす丘の上にある炭鉱に出向いた。小さなトロッコを人が追押してトンネルから出てくる。意外なほど軽々動く。駅のすぐ上まで来ると、貨車に石炭を積むホッパーへと石炭を投げ落とす。昔の日本でも良く見られたはずの景色をじっくりと見ることができた。
丘の上から炭鉱の出口へ移動しようと、機材を片付けると、炭鉱の親方が「もうすぐ列車が来るぞ」と止めてくれた。石炭が溜まったので、取りに来る臨時貨物が走ってくると言う。しばらくすると山々に汽笛を響かせながら小さな貨物列車が向かってきた。
一時は休山になっていた鉱山、比較的最近になって採掘を始めたと言う。おかげで芭石鉄道にも数多くの貨物列車が走るようになった。午後は終点に近い芭講の街でのんびりしながら撮影、早めに宿へと戻った。
終点黄村駅近くの子供たち、ここのカメラマンに良くしてくれる家で楽しませてくれる
日曜日は満員の客車。20人くらいの団体で、成都の大学生。昨年放映されたCCTV(中国の国営放送)の番組から、国内でも人気が高まっていると言う
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今回の撮影同行者は3名、HN=C57135さんを始め、世界各地の撮影のベテラン揃いで、いろいろ教えていただいた。同行者3名は、本日の撮影が実質最終日で、明日朝帰国する。この日、列車を一本借り切って、撮影用に走らせてもらうことになった。
ホテル出発は昨日と同じ、朝からの雨。チャーターした列車には乗らずに、始発列車でスイッチバックの駅、蜜蜂岩駅に向かう、始発列車から遅れること1時間半でチャーター列車が走ってくる。まず、それを撮影して、停車した列車に乗り込み、撮影ポイントで降ろしてもらってカメラをセット、バックして走りなおす列車を撮影・・・それを何度も繰り返した。圧巻だったのはトンネルの飛び出し。いったんバックしてトンネルの中で止まった列車が発車。強烈じゃ煙をまとって飛び出してくる。小さな機関車とは思えないような迫力だった。
午後は仙人脚から歩きながら定期列車を撮影してホテルに戻る。
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朝は5時半起床、ホテルを6時過ぎに出る。到着した駅は、他の鉄道とつながっていない石渓駅。もっとも麓にある駅だ。
芭石鉄道は全線で約20Km、線路幅はナローゲージと呼ばれる約72センチ、小さな機関車3両が動いている。麓の駅、石渓から車が入れる最後の駅躍進までは電化されていて、これまた小さな機関車が長大な石炭列車を牽いて走っている。躍進駅から先は、ほとんど車で入ることが出来ない、列車と歩きの一週間が始まる。
走り出した列車は、揺れる揺れる。2軸のボギー客車は強烈に揺れる。その上客車には電気がない。夜明け前の発車、トンネルの中はまっくらだ。窓もガラスがない。板の窓を開ければ煙が車内に漂い、雨は直接降ってくる。経験したことのない鉄道旅だ。いったん終点の黄村まで乗る。心配していた菜の花の咲き具合は、時期的にOK。昨年よりは少々畑の位置が悪いとのコト。それでも十分撮影になりそうだ。
この日は一日歩きながら撮影、暗くなり始めてから宿へ戻る。
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成田のホテル、電話で目を覚ました・・・乗るはずのバスが出る時間。いきなりやってしまった、初日から寝坊。あわててロビーに向かいタクシーを手配、なんとか出発に間に合った。同行の3名には早速迷惑をかけて、この先どうなるコトやら。
成田を朝発って、北京空港ではいったん荷物を持って飛行機を降り、入国審査を通り、同じ飛行機に乗り直す。約8時間でパンダの故郷、成都に到着。そのまま南に3時間、あたり一面の菜の花畑を走り続け、芭石鉄道に近い街、健為に到着した。到着したころには暗くなり、食事をして、そのまま就寝。
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3月10日から、撮影に出かけています。
中国四川省で、菜の花の中を走る、小さな蒸気機関車が撮りたいと思ってます。
ネット環境がなさそうなので、3月20日ごろまでお休みさせてください。
戻りましたら、まとめてアップしますね。
掲示板などは、副管理人が見ています。お急ぎの用事などは、メールでお願いします。
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