2月18日 冬と春・最上川の乱
一年を通じて撮影していると、季節の変わり目を感じることがある。それも単に変わっただけではなくて、せめぎ会いを感じる。今日がそんな日だった。
朝起きると強い吹雪が吹いていた。かなりの量が降っていながら木々には雪が付かない。典型的な春の雪だ。最上川に沿って下ると、いつのまにやら空は青く、風もない。列車待ちの間に出会ったおばあさんからは「今日は暖かくていいでねぇ」などと話をしてもらうほど。これはいい。と、最上川を見下ろす橋の上に立っていると、背中から冷たい風が吹き始めた。振り返ると川の向こうが白く煙っていた。徐々に近づき一気に猛吹雪の中、そこらじゅうが真っ白に。
今日のところは冬が優勢のよう。ただ、春は着実に力をつけているみたいだ。
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